「夏草や兵どもが…」は夏の城跡として有名な句ですが、抜ける青空バックの和歌山城は樹々に囲まれてちょっとトロピカル❣️ワビ、サビとは違う風土ですねー。
これはジャングルではありません。ちゃんと和歌山城の南東、岡口門外です。楠で、和歌山城内にもたくさんあり、一の橋御門そばには、樹齢500年というすごいのもあります。和歌山市の市木であり、紀伊國のルーツ、たくさんの木種を蒔いた五十猛(いたけるの)命の宿るような力強さです。
緑の草木に覆われているのは、堀の石垣の内側で階段になっており、雁木(ガンギ)といいます。築城時のまま残っていて、西日本有数の長さを誇ります。敵が石垣を越えて上から降りるのは降りにくく、下から斜めに走り登るのは易しい作りのようで、一つの防御構造だといわれています。
南国、和歌山城の緑に包まれたお城、パンデミックがおさまったら是非お越しくださいね。
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