養翠園という名は松の「翠を養う」という意味で、御門からきれいな緑色が見えています。
松は立華すかしという男性的な剪定だそうです。奥には別荘、養翠亭が見えています。
松や常緑樹が多いですが、所々に葡萄ハゼ等、紅葉が彩りうるわしく混じっています。
中央の島へ架かる三つ橋です。ちなみにこれは池中から逆に岸を見ています。
島からさらに向こう岸へ渡る橋です。
庭の約半分は池です。汐入の池ですが、庭園から海は全く見えないつくりになっています。順路の最後は、養翠亭の御座の間前に出ます。お殿様の見た風景をお楽しみ下さい。
世に名園は多いと思いますが、広大な池と空、澄み渡った空気の中でこんなにも鮮やかな絶景は和歌山ならではといえるでしょう。借景の山々を見事に水面に映しています。
コメント